ワンポイント子平推命


令和元年七月講義より

今月は、令和スタート3ヶ月です。始めの煌きと
ならぬよう、我々も令和の人生を頑張りましょ
う。


今日は、令和の象徴、新天皇徳仁さま、皇后
雅子さまの命式を取り上げました。そして、即
位の年がお二人共、素晴らしい命式になられて
いることに驚かされました。日本は、やはり神
国だなあと、子平を学ぶ者一同、仰天でした。


天皇徳仁さまは、日頃は、ある時「内格」、ある
時「外格」の変則的な命ですが(仕事人であり
ながら(外格)、公務が辛い(内格))、今年は、
通関用神付きの両人成象(りょうじんせいしょ
う)格が成立し(印綬をはさむ日主と官殺の両
神となる=両神成象格は外格)、一点の迷いも
なく、世界に日本の天皇の在り方をお示しにな
られました。


また、皇后雅子さまも、従来、年干の官殺が日
主「丙」に冷たく降り注ぐ雨水(癸)となり、内格
の為、「格局忌神」となりますが、今年に限り、
従殺格(外格)が成立し(月干「甲」が年運の
「己」と干合去となり、印綬が消えて、内格から
外格に変化)、年干の正官のお役をご立派に果
たされました。


人間は、その立ち位置の変化により、価値感も
変わり、対応も変化し、忌神が喜神に変化して
ゆく事が、命式の変化と共に実証されて、驚き
ました。雅子さまの長年のご病気も、今年をき
っかけにお治りになられるでしょう。


もともと皇后さまの命式は、下記の文面で示さ
れる「貴命」であります。(格局が内格の場
合)。「用神喜神が格局忌神を弱める場合、格
局の成となり、貴命となる」「継善編の研究」よ
り(喜神・甲、忌神・癸)。 貴命にふさわしいお
立場になられた今後は、精神の安定と共に、ご
健康も得られます。


小山眞樹代
令和元年五月講義より

「年、月、日の干が「辛、辛、辛」と並ぶ命」

宝玉、辛も、沢山並べばジャミダイアと評価を下
げますが、おとなしく見えても、辛は地球上のレ
アメタル、希少価値とダイヤモンドの威力あり。
黙々と技を磨き、頭の良さと気位の高さで一芸
に秀で、権力に屈しない頑固一徹さでやがて大
成する。

 ただし、対人苦手と傷つきやすさで孤立を招く
凶兆もあり。地位や名誉より、ファミリーの温も
りが大切と、最後にちょっぴり後悔する人生とな
るタイプ。

注) 「金行」は、他干との組み合わせにおい
て、幸、不幸が大きく変化する。また、「庚辛」
が並べば、ある時、上品、ある時、下品の二面
性となる。

尚、アメリカ大統領夫妻に、エルヴィス・プレス
リーを歌って踊ってみせる、とても自由人の時
干「壬水、傷官」の小泉純一郎元総理大臣。こ
の組み合わせは、「壬辛」和用神となり、総てを
吉に変える特別作用があり、「ほとばしる才能」
とも言われる。

また、大事業家ながら出家する精神世界を持つ
時干「成土、印綬」の稲盛和夫氏など、同じ辛
でも生まれ時間の差で、そのキャラクターが決
まる。

                          小山眞樹代